街の喧噪に一線を引き、世界を隔てるような外観デザインに。ランダムに配置された窓から、わずかに漏れ出る客室の明かりが、ゲストを別世界へと誘います。

灯籠の光は、邪気を払い、煩悩を打ち消す象徴とも言われています。エントランスに広がる無数の灯籠の光が、「空」となる場所への入り口をしずかに照らします。

屋上のサウナは、外と繋がるような開放感のある造り。サウナや外気浴の空間を細かく区切ることで、プライバシーを確保できる構造です。

水風呂エリアから望む景色。山庭を模した植栽の内部にあるサウナでは、自然に抱かれながら瞑想へといざなう、静寂の修行空間を体験できます。

もうひとつのサウナと、脱衣室に隣接する外気浴エリアは、ガラスの壁で内部を見渡せる造り。インテリアは無垢材で統一し、木の香りで満たされながらゆっくりと整うことができます。

ガラス張りのストーンサウナに、水風呂と休憩室がつづくエリア。落ち着いた畳敷きの休憩室に、大理石の水風呂、木材で統一された外気浴エリアと、日本で古くから使用されてきた素材を組み合わせて、新しくも落ち着く和の佇まいです。

客室には、山際に浮かぶ雲海を描くライトパネルを設置。ほのかな光が照らすのは、各部屋ごとに異なる盆栽の枝葉。

ベッドから見渡せる構造の浴室には、壁面に日本の信仰や原風景のアートワークを投影。檜葉の浴槽には木の香りが漂い、五感で自然に宿る命を感じながら眠りにつくことができます。